2010年2月6日土曜日

司馬遼太郎のこと

図書館からこんな本を借りました。






















私は司馬遼太郎の熱心なファンではありません。
若い頃に『竜馬がゆく』に夢中になり、近頃はNHKの影響で『坂の上の雲』も読む、『龍馬伝』も毎週録画する、その程度の普通の人です。
この本は各作品がわかりやすく解説され面白いと思います。
特に最後の「司馬遼太郎の歴史観の限界」に関する記述はなぜかよく分かる様な気がしました。
あらゆる事が下降局面とも思えるの現在の日本にあって、彼の歴史観は現在の日本をどう捉えるのか。そもそも彼の右肩上りの歴史観は今の世界をバッサリ切れるのか?いっそ無理なのか?
もし現在彼が生きていればどんな本を書くのだろう? 彼の作品の中に「導き」を見出したい、私の様な”へたれ”の他力本願の迷える者(笑)にとっては、興味があるところです。
司馬作品が出た頃にはネットも終身雇用の崩壊も人口減少や国力の衰退といったことはなかった
し・・・・・・。詳細はそのうち(笑)

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