2011年11月28日月曜日

「一人用ソファー」 作ってみた!?


作ってみたのはこれ。一人用ソファーのCAD図面である。
と、言っても何だかよくわからないだろう。作るのは、まず、フリーのCADソフト「AR_CAD」の練習をかねて図面作りから入ってみた。

CADソフト「AR_CAD」ははじめて使うCADソフトである。やりはじめてわかったこと。CADはそれぞれの才寸がわからないと書けないことがわかった。

そこで採寸の為にやってみたのがこの方法。写真からのトレース。


美しいシルエットにひかれ、この写真からはじめてみた。
有名な椅子らしい。「ペーパーナイフチェアー」というもの。実に美しい一人用ソファーである。

しかしながら、このソファーの背もたれや肘掛けの長さはわからない。
そこで素人のカントパパは考えた。
各販売をするお店のホームページには品物のだいたいの寸法が掲載されていた。
そこで、この横からの写真をCADソフトに貼付けてみた。
ソフトの設定で高さや横幅などおよそわかっている寸法を、ソフトの測定機能で同じサイズになる様に写真の拡大縮小を行った。
そして、写真の各パーツをトレースして図面にしてみた。


グリーン色の線がトレースした線である。
しかし哀しいかな写真からは正確なものはわからない。そもそも写真の撮影方法で水平レベルもあやしい。後ろの足が上がっている。しかたなく写真を適当に回転させるなどしてみた。
適当に線を引っ張っていくと椅子らしい形にはなってきた。
線が引っ張れれば、CADソフトはすごいもの。前に出てきた測定機能で寸法をはかり記入ができる。各部分を全て採寸し、材料となる木材と技術と工具機械類があればそれらしいものが出来るはず。とカントパパは思った・・・・・。がそんなに甘くはない。
この椅子は美しいだけに曲線部が多い。傾いた部分も多い。
シーカヤックを作った経験のあるカントパパだがほぞの加工はほとんどやったことがない。まして角のみの機械もなければしっかりしたのみもない。あるのはカヌー作りで使用したドリルドライバーと丸のことジグソー、あと研磨用のミニサンダー程度。まして太くても50mm程度の細い木材への加工は危険、まず成功は無い!
図面はおこせてもむずかしくて作れない!!結論としてあきらめた。

ではカントパパにも作れる図面ならなんとかなると思って作った図面が最初の写真である。
先のペーパーナイフチェアーの写真トレースでだいたいの椅子のサイズはわかっている。細かい部分は自分の体にあわせてサイズを決めていった。
一方、できるだけ直角に材料を組み、木材も近くのカインズホームで入手しやすくかつ安いツーバイフォー材(主に1×4を使用)のみとし、ほぞはあきらめ、無骨にネジで(むしろネジだらけと言ったほうがいいか(笑))とめていく方法を前提に図面を書いていった。

これをもとに椅子作りにとりかかった。